2012年6月26日火曜日

Weingut BERCHER PINOT Extra Brut 1999 BADEN. SEKT b.A.

今宵は、家人が新しいカンペを入手したらしくいつもと違う面々。原価率上がったかと聞くと、据え置きとのこと。頭が下がります。


今宵の標題が冷えるの待ちで、ヴァイオレット・フィズ。呆けていて、レモンとシュガーの分量テレコ(イレコ)で間違う。かなり甘い。スミレの匂いが増幅だ。ちょっと、重い。


まだ冷えないので、今夏のハウス白ルーニー・ラ・カルト・リューディ(あ。3L。無理やりすぎるか…)で更に待ち。やはりこの白美味い。特段個体差がないので、コメントは割愛。

半分に差し掛かった辺りで、ようやく冷え完了したので。ベルヒャー・ピノ・エクストラ・ブリュット・1999・バーデン・ゼクトを。古酒泡。定価4000円だがこれまたデストッキングで1000円台購入。一時他の生産者のゼクトで1999を結構たくさん呑んだ時期があり、そこのは半分が枯れてしまっていたので、過大な期待はせずに静かなココロで抜栓。


凄い内圧だ。ガスに関しては、生きているらしい。過冷却も相まって、静かな香り。色調は熟成泡らしく麦藁からアンバー。不健全な香り、液色は見当たらない。大丈夫、生きている。

それにしても、なんたるフレッシュネス。泡立ちが半端ない。確かに酸はかなり減退しているが、硬質なミネラルは刃物を連想させる。ピノ・ゼクトにしては下品な果実味は感じられない。顕著な香味は蜜。アカシア蜂蜜。リースリング・ゼクトのような繊細さはないが、かといってピノ・ゼクトにありがちなボリューミーさとも異なる。形容の難しい泡である。
うーん、蜂蜜壷に落としたクリスタルのナイフとしておこう(なんで私のコメントってアテンションがつくんだろう。スマートじゃないよな)。
1杯目以降は飲適温度帯になってきて、隠れていた果実味が顔を出す。蜜の香りにシトラス等がプラスされ、立体感が出てくる。良い泡だ。
最近、ブラン・ド・ブランばかしだったが、ブラン・ド・ノワールもたまには試さないとと思った今宵。

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