2012年4月12日木曜日

HESSEN王子「バルス」と宣う

昨年末の過忙からモバイルでの筆入れが多くなり、それが生活リズムの一環になりつつある今日この頃。
元来私は大変な遅筆である。モバイルでの入力の場合、朝の通勤電車に乗っている実質20分の間が勝負となってくる。スマートフォンとは言え、画面は小さいし、相変わらずおバカな変換もされるし、DTの写真も添付して…(何より9割方酔いが残っている)寝惚け頭で推敲して、必然遅筆の私では入力できる文字数には限りが出てくる。

ただ、20分で書き上げる為に昨晩を思い起こし、半分靄のかかっている頭を回転させることで一日がスムーズに動くことは確かである。また、饒舌にならずに済むのも良い点だ。

まあ、文筆家でなし遅筆でゆっくり書いたからと言って人様にお見せできるような立派な文にはならないのだが。こうやって朝ゆっくりPCで筆入れできるのは気持ちが良いものだ。(誤植が多く緩慢で饒舌なブログになっている時は酔って夜中にPC開けて筆入れしている時である)

駄文の言い訳が長くなった。

さて、今宵は家人が色々と作ってくれていた。


しかして酒は、今日この時間から開けるには忍びないものばかり。で冷蔵庫に冷えていた家人のエントリー・リースリングのドライ。キリリと。



真ん中の皿にあるのは、家人が作ったという自家製ソーセージ。形成不良で不細工だが、クミンやら何やらスパイスが色々入っており滋味に溢れて旨い。買った肉をハンディーミキサーでミンチにしたものを捏ねて作ったらしい。リースリングとは兎も角も白にあう諸々。
で、醤油焼き筍とパダナのサラダ(ただのサラダに見えてしまうのが残念だが)がとてつもなく旨い!フルーツの目くるめく香りが。何これ?ときいて出てきたのが、これだ。


賞味期限が近いので、1990円が399円で売られていたものを買ってきたらしい。250CLで1990円とは随分お高い。トスカーナのオリーブオイル。宅で生食用に私用しているモンテグロッシのオイルより高いな。スプーンで一匙掬って食味する。旨い!パッションフルーツや青林檎、マスカットの香り。
これは素晴らしい。もう一匙飲みたくなる香味。これはワインに通ずるものがあるな。

このオリーブオイルの香味と醤油焼きの筍のシャクシャクする食感が口中で立体になっていく。


結局テンション上がって、三度目のPRINZ VON HESSEN のエアステス・ゲヴェクス05を。吹いていたので、まあこれならエエやろと言うことで。食い散らかした後の抜栓お見苦しくて恐縮。

このイエーズィーテンガルテン05は、やはり空中分解寸前のラピュタの城の様相。「バルス!」ってか…。

しかし、特級の骨格は残っており芯の香りは壊れておらず。時間と共に、やや復旧してきたような感覚も。明日復活の可能性を感じ、一杯で置く。何せ残りの1本はワイン好きな部下に進呈してしまったので、これがイェーズィーテンガルテンは最後の一本だ。



その後ドルチェ代わりのカルアミルク。リーデルOのシラーグラスなもんで、結構な量である。明日腹下しそうな…。

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