2020年2月3日月曜日

酸の七田、麗しの龍のしずく

昨年末から週末は週休1日あれば恩の字な今日この頃。
勢い日曜日は余り課題を盛り込まないようにしていたが、
本日は比較的早く目覚めた為、昼前から活動。
たまにお世話になる東銀座のバッフォでキャラの濃いパスタを頂き、
その後ここのところ上映が増えているという「半地下」を鑑賞したのち
何度目かのトライで予約が取れた日本橋のはし本へ。

大将が大のお酒好きという事もあり、カウンター越しの話も盛り上がり
予定を一合程超えて飲みあがり。特に七田の日本酒とは思えない
心地よい酸が印象的でした。美酒佳肴に素敵なお話し御馳走様でした。




 
 




2017年3月30日木曜日

GERARD RAPHET CHARMES CHAMBERTIN 07

大阪で会議あり。晩は南船場近くのLUMIEREさんにて食事。

私用につき呑みたいワインを持ち込ませて頂き、掲題ドメーヌからハンドキャリーで持ち帰ったシャルムを頂く。
 
お料理は野菜の甘みが印象的な、優しい味わい。余り肩肘はらない気軽なお店でスタッフの方々も若いが気の利くサービスで気に入りました。

ワインの方は、過去数度の例に漏れず素晴らしい芳香で文句無いが、初めて同VTを呑んだ3年程前に比べると、ほんの少しだけ谷入りの様相。
飲み頃が長く続いている事に感銘を受けるが、まだ開いたり閉じたりを繰り返して変化していくのでしょう。
 
いい酒は飲め過ぎていけない。

2017年3月26日日曜日

CHARLES VAN CANNEYT PN 2013

美味い。
ユドロ・ノエラの若き当主が造るネゴシアン・ブランドのブルゴーニュ・ルージュ。
シャルルには最近会ったばかりの様な気がしていたが、もう4ヶ月も前のこと。時間が経つのは早いものだ。
 
リジョナルだが、エレガンスを感じる上品で繊細な造りに、割合しっかりしたストラクチャーも感じさせる構成。
造りの技術事は不勉強で詳しくは知らないが、間違いなくワイン造りにもセンスと言うのはあるんだろうなぁ、と感じさせるワインでした。
あと2年程置いてまた呑みたい。
未練たらしく酒庫に残っていたカルヴァドスで〆

2017年3月17日金曜日

天満 西へ東へ

「ただいま」と帰る店があるのは素敵な事ですね。


20代の頃から苦楽を分かったこの天満宮のお酒屋さんは、こうして30も半ば過ぎとなった私を変わらず迎えてくれます。

横に座る酔客も20年近い付き合い。
この後、西天満に繰り出し大阪の夜を満喫致しました。

2017年3月15日水曜日

MEINKLANG burgenlandred 14

所謂、ジェネリックワインと言う大衆ワインなのだけど、なんの美味しい。

 

このblogにも幾度となく我家のハウスワインとして登場していると思うのだが、久しぶりに抜栓。
明日からまた暫く仕事で宅に戻る事も叶わないので、リーズナブルなものを酒庫から引っ張り出す。
 
安物のワインクーラーでも、其れなりの数が入っていると、選ぶ楽しみと言うのがあって良い。そもそも熟成を待ってられない短気者につき、セラーは要らないのである。

オーストリアの広域リジョナル。オーストリアで昔から、demeterの認証の元、オーガニックを実践してる造り手。

桜ん坊や、若いが程よく解れたタンニンを感じる。

安い、うまい、優しい。七面倒な薀蓄抜きに、インバイティングなワインでhappy。

2017年3月13日月曜日

BREZZA LANGHE NEBBIOLO 2014

昨日の帰国から待った無しで会食の後、久しぶりに自宅でワインを開ける。
 
安くて美味しいランゲ・ネビオーロ。
まだまだ若く堅いが、独特のアミノを感じて美味しい。赤い果実が多いものの、ここのバローロの風格を仄かに感じられる、そんなよいワイン。
ふた口も飲んだら、時差ボケも相まって眠くなってきたので、二日目以降の開き具合に期待して蓋をしたのであった。

2017年3月9日木曜日

BILLARD GONNET POMMARD 1942

仕事の一環ではあるものの、ほぼfor funの意味で供して頂いたと言っても過言でないので、アップしときましょう。
 
ゴネのポマールの最も古いストックの一つを開けていただく。
 
なんと御歳 75歳。
世界大戦前のワインだ。ゴネ氏の御祖父様が醸したワインとのことでセラーに残るのは此れも入れてあと3本。

開けたては、ごく僅かにブショネを感じたもののその圧倒的な偉大さ故、其れをマスキングする程のブーケが広がる。

最早このレベルになると品評することも躊躇われるが、地下のカーブに拡がる香水としか形容しようのない芳香。口に含めば驚くはまだ微かに残るタンニン。そして、しなやかと言うのが良いのか、歯応えを錯覚させると言うのが良いのか、果実が長い年月を経て、焼菓子やリキュールを思わせる甘やかな甘露に変化していることを感じられた。

こう言うワインを開けられてはただただ傅いて飲むのみ。英語の通じないゴネ氏を前に、ひたすらにこにこと、この時代を超えてきた美酒を満喫したのであった。